また、入出力に○印が付いている場合は正論理で考えていってもよいが、負論理で考えていってもよい。
(4)イクスタルージプOR回路(EXCLUSIVE OR)(排他的OR)
OR回路とイクスクルージプOR回路との比較を表5・4に示す。
これからわかるようにイクスタルージプOR回路は、二つの入力が異なる場合に出力は1になる。OR回路と異なるのは全入力が1のときである。その他のゲート回路(ワイアードORなど)については説明を省略する。
5・6・2 フリップ フロップ回路
フリップフロップ(以下FFと書く)は時間に従って動作させる論理が必要な場合に用いられる。
FFは回路的には双安定マルチバイブレータである。すなわち二つの入力端子を持ち、かつ出力は二つの安定状態を持っている(一つの入力端子に信号が与えられると出力は一つの安定状態になり、別の入力端子に信号が与えられると出力は他の安定な状態となる。これらの入力信号がクロックと呼ばれる時間信号で、FFはこれらのクロックを周期として動作をするわけである。)もので、その動作の様子からTWO SHOT MULTIVIBRATORまたはフリップフロップ(FLIP FLOP)と呼んでいる。