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5・5・3 電源回路設計上の注意

(1)交流電圧は一般に実効値表示になっているので、正弦波のときは整流された電圧は無負荷時には交流の表示電圧のほぼ1.4倍になっている。

(2)整流回路においてダィォードが導通状態でないときは、ダイオードにコンデンサの両端の電圧の2倍(ブリッジ形のときは1倍)の逆電圧が掛かることになるので、交流電圧に応じてせん頭逆電圧がこの値以上のものを選ぶ。

(3)定電圧回路を用いるとき、図5・47におけるV0はV1の70〜80%になるので、このことを考慮してV1の値を選ぶ。

(4)ダイオードとTR2には大きな電流が流れるので、負荷に応じて電流容量の大きいものを選ぶ。

 

5・6 論理回路の基礎

論理(ロジッタ)回路はディジタル回路とも呼ばれ、基礎回路は

 

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に分けられ、OR、AND、NOT回路を応用したものにNOR、NAND回路など、フリップフロップ回路を応用したものにカウンタ(または分周)、メモリ回路などがある。

 

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