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[差動利得]  オペアンプの利得で次式で与えられる。

 

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この値は汎用のオペアンプの場合で 100〜120dB である。

[同相利得:μc ]  二つの入力に同じ電圧Vを接続したときの利得V0/Vでこの値は小さいほど外部雑音や周囲温度の影響が少なくなる。

[入力インピーダンス:Zi]  二つの入力端子間から見たインピーダンスで、初段がバイポーラ型トランジスタの場合で10KΩ程度、FETの場合で数 100KΩ〜数MΩ程度である。

[出力インピーダンス:Zo]  出力端子から見たインピーダンスで、数10Ω以下である。

[利得帯域幅積(GB積):fGB] 差動利得が|μ|=1となる周波数で定義され汎用のオペアンプの場合で1〜5MHz 、広帯域用で10〜50MHz 程度である。GB積を考慮すると式 (5・4) のμは

 

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と近似できる。

[スルーレート:Sv] 線形動作できる出力電圧の時間に対する変化率dvo/dtの最大値で定義される。オペアンプの出力電圧は同じ周波数でも振幅を大きくとるとそれに比例して変化率が大きくなるので、もしこの値がSVを越えると出力電圧波形に歪みを生ずることになる。たとえばvo=Esin ωt のときはdvo/dt=ωEcosωt であるから|dvo/dt|の最大値はωEである。したがって歪みのない出力を得るにはωE<SVを満たさなければならない。SVの値は5〜50V/μs程度である

 

 

 

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