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コレクタ接地回路はエミッタフォロアともいい、入力インピーダンスが非常に高く、出力インピーダンスが非常に低いので、バッファ増幅器としてよく使用される。エミッタ接地は増幅率が大きく一般によく使用されているので、ここではエミッタ接地増幅回路について述べる。

 

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図5・2 エミッタ接地増幅回路

 

(1) バイアス回路

図5・2 の回路において、入力信号がまだ加えられていない場合を考える。バイアス抵抗R1,R2を適当に選び、VBなるとベース電流IB が流れはじめ、同時にコレクタ電流ICが流れはじめる。このときエミッタ電圧VEはICのため、RE×IC(IBはICに比べてきわめて小さいので省略できる。)にまで上がるが、VBEがカットオフ電圧以上であれば、IBとICは流れ続け、回路は動作状態となる。このIBをベース・バイアス電流と呼び、同回路のREも含めたバイアス回路を電流帰還形と呼ぶ。このほかにも固定バイアス回路、自己バイアス回路がある。

 

 

 

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