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第2章 電気回路の基礎

 

2・1 電気の単位

われわれが何かの計測をするときには、まずその計る単位(例えば長さであればメートルかフィートかなど)を決める必要がある。現在、国際的に統一されているのはSIと呼ばれる単位系である。SIとはフランス語のLe SystemeInternational d'Unites(国際単位系)から作られた語である。このSI単位は基本単位(表2・1)、補助単位(表2・2)、組立単位から構成されている。組立単位で、固有名称をもつ電気の単位を表2・3に示す。また、基本単位から出発した組立単位には、たとえば面積の平方メートル(m2)、速さのメートル毎秒(m/s)などがある。表24は単位に付す接頭語で、 cm, kHz というように使い、 この接頭語を二つ以上組み合わせてはいけない。表2・5のような単位、あるいはこの表にはないが「海里」「ノット」などは当分SIと併用してもよいことになっている。

 

表2・1 基本単位

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(注)ケルビンのかわりにセルシウス度(記号℃)を用いてよい。

 

表2・2 補助単位

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