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算定式はここでは図2・4の特性曲線例から定格界磁電流を算定してみる。図からi1,i2が求まるとi3は次のようにして算定する。

020-1.gif

として近似的に求まる。

(2) 短絡比の算定

短絡比Sは、無負荷定格電圧発生時の界磁電流i0と、三相短絡時、定格電流を流すに要する界磁電流i2との比で表す。

020-2.gif

短絡比はディーゼル発電機で10前後、タービン発電機で08程度である。特に電圧変動率が小さいことを要求する場合は15以上のものもある。

(3) 電圧変動率の算定

負荷時の界磁電流を求めると、電圧変動率は無負荷飽和特性曲線図2・4から次の式により求められる。

020-3.gif

ここに、

Eo;定格電圧(V)

E;i3(1.0)における電圧(V)

E';i3(0.8)における電圧(V)

なお電圧変動率は一名、固有電圧変動率と称し、AVRを使用した電圧変動率と区別している。

 

 

 

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