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図3・4

 

今、iを交流の瞬時値電流、Iを交流の実効値電流とする。

瞬時トルク τ =ki2ここでk比例定数

平均トルク Taυ=(τの1周期間の平均)

=κ(i2の1周期間の平均)=kI2

Taυ=κI2…(3・5)

この関係を図示すれば図3・5のようになる。

 

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図3・5

 

このように、電流(又は電圧)の2乗に比例する力を利用する計器は、交流用計器として利用される。

 

3・5・2 交流電圧計

 

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図3・6

 

図3.6(a)(b)において、被測電圧Vを計器端子にあたえれば電流Iが流れ、固定コイルF1F2と可動コイルmとの間にI2に比例する電力が生じ、mに駆動トルクができることは3・5・1項で述べた。

 

 

 

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