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(9) 接頭語の記号は、立体文字で接頭語と単位記号との間に字間は設けない。

例 μm

(10) 単位の整数乗倍の記号に指数がついたときは、その指数は単位記号及び接頭語の記号の全体に適用される。

例 1cm2=(102m)3=10-6m3

1μs1=(10-6s)-1=106s-1

(11) 合成した接頭語は用いない。

例 m/μm 不可  nm 可

(12) 例外として、質量の単位(kgには接頭語kを含んでいる。)の10の整数乗倍の名称と記号は、グラム(g)に接頭語をつけて構成する。

例 10-6kg=10-3g=1mg 可、 1μkg 不可

(13) SI単位の10の整数乗倍は、数が実用的範囲に入るような、便利な大きさのものを選ぶ。原則として数が0.1と1000との間に入るように選ぶ。

例 1.2×101 N  12 kN

0.00391m  391 mm

1401 Pa  1.401 kPa

3.1×10-8s  31ns

(14) ある種の量については慣例として同一の整数乗倍を用いる。例えば、機械製図においては寸法はミリメートルを用いる。

 

表1 SIの構成

140-1.gif

 

 

 

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