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7・2・2 位相

 

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図7・6

 

図7・6(a)において、この発電機では磁極N,Sが回転し、コイルが固定側にあるが、これが普通の交流発電機の形式である。

今、1]コイルに誘導される起電力を基準として、e1とすれば、

e1=Em sin ωt〔V〕 (7・8)となる。

2]コイルは1]コイルよりも常にα〔rad〕だけ早く磁束に切られ、また、3]コイルは1]コイルよりも常にβ〔rad〕だけおそく切られるから、2]の誘導起電力e2及び3]の誘導起電力e3とすれば、それぞれ次のようになる。

e2=Em sin (ωt+α)〔V〕……(7・9)

e3=Em sin (ωt-β)〔V〕……(7・10)

 

 

 

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