次にこの関係を図示して説明する。(図2・11(a),(b)参照のこと。)
図2・11 フレミングの左手の法則
「左手の親指、人さし指及び中指を互いに直角に曲げ、人さし指を磁界の方向(B)に、中指を電流の方向(I)に向けると親指の方向(F)が電磁力の方向を示す」ことになり電動機の回転する原理はこれによって説明することができる。 (2) 電磁力の大きさ
「左手の親指、人さし指及び中指を互いに直角に曲げ、人さし指を磁界の方向(B)に、中指を電流の方向(I)に向けると親指の方向(F)が電磁力の方向を示す」ことになり電動機の回転する原理はこれによって説明することができる。
(2) 電磁力の大きさ
図2・12
電磁力の大きさは次のように定めてある。「磁束密度が1〔Wb/m2〕の磁界中で、磁界と直角方向にI〔A〕の電流が流れる導体があるとき、その導体の単位長1〔m〕当たりに働く電磁力は1〔N〕(ニュートン)である」としている。 図2・12において、F=BlI〔N〕が上記の電磁力Fの値であるが、図ではlの長さの導体が、磁界に対して直角になっていないから、直角に計算上なおす関係で、lsinθとすれば点線で示したlの長さになる。よって一般的な式として、次の式が電磁力となる。
電磁力の大きさは次のように定めてある。「磁束密度が1〔Wb/m2〕の磁界中で、磁界と直角方向にI〔A〕の電流が流れる導体があるとき、その導体の単位長1〔m〕当たりに働く電磁力は1〔N〕(ニュートン)である」としている。
図2・12において、F=BlI〔N〕が上記の電磁力Fの値であるが、図ではlの長さの導体が、磁界に対して直角になっていないから、直角に計算上なおす関係で、lsinθとすれば点線で示したlの長さになる。よって一般的な式として、次の式が電磁力となる。
B=磁束密度〔Wb/m2〕 l=導体長さ〔m〕 I=アンペア〔A〕
B=磁束密度〔Wb/m2〕
l=導体長さ〔m〕
I=アンペア〔A〕
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