(b) 変圧器の構成
変圧器の冷却方式は船舶用としては乾式の自冷式が通常である。一般に(a)で述べた単相変圧器3台を図4・7のように△-△に結線し三相にして使用する。
この場合の電圧比及び電流比は単相変圧器の場合と同様である。
三相の場合の出力P△=3×(Vp・Ip)〔W〕=3×(単相変圧器出力)〔W〕
ここでVp,Ipは変圧器の相の電圧、相の電流をそれぞれ示す。
また、三相の内1相即ち1台の単相変圧器が故障すれば、それを線間から取外しいわゆるV結線として三相に使用できる。(図4・8を参照のこと。)