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この系統図において、制御室の切替ハンドル?Bを操舵室(W/H)側に切替えると、制御空気は?Gの始動空気タンク(標準30kg/cm2)から?Hの減圧弁(標準30kg/cm2から7 kg/cm2に減圧)を通して操舵室制御系統に供給される。そこで、操舵室のテレグラフハンドル?@を前進(又は後進)の任意の回転数に設定すれば?Cの電磁弁により?Dの前後進の切替弁及び?Eの電磁弁によって?Eの始動空気制御弁が動作し、主機関が始動する。続いてテレグラフハンドルの指令位置に従って?Iのガバナーモータが駆動し、主機関は所定の回転数まで増速(又は減速)する。また、?Bの切替ハンドルを機関制御室(C/R)側に切替え、?Aの操縦ハンドルを前進(又は後進)に操作すれば?Dの前後進切替弁及び?Eの始動制御弁が動作し、主機関は始動する。機関速度はリンクロッドにより、直接燃料調整軸を操作して増(減)速を行う。

 

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図3・19 電気+空気式ディーゼル主機関遠隔操縦装置系統図

 

 

 

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