2・2・2 横の強さ
船体が激浪にもまれて横揺れするとき、また、ドライドックに入ってキール盤木で支えられているときは図2・6に示す点線のようにひずみを受ける。
これらのひずみを受け抵抗するものは甲板のビーム、フレーム及び二重底内のフロアプレート等で更に水密隔壁も、竹の節のように、横方向の力を支えることになる。
2・2・3 局部の強さ
以上のほか、局部的の強さも考えねばならない。例えば、船首、船底外板をたたく固体のような波の力、積載される重量物が甲板ビームをたわめる力、主機関の下部構造にかかる力、また、プロペラなどの船体に及ぼす力等に対応して局部的強さが必要である。