参考資料3
港湾の区分についての考え方
◆Landlord Port/ Tool Port/ Service (Comprehensive) Port
『Port privatisation・ process, players and progress』(A Cargo Systems Report by Sidney Cass, 1996, Cargo Systems IIR Publications Ltd)、第二章:Deaning the Objectives- what is port privatization?でNapier大学のベアド氏による区分が紹介されている。それによると、
Tool portは、リースされる設備機器を港湾管理者が購入整備するという意味では、Landlord portのバリエーションにすぎないとする見方もある。一方、Landlord portでは、-ミナルオペレーター会社による競争入札の手続きを含むものであり、港湾サービスにおいて競争促進的といえる。
この区分では、港によっては、Landlord portでもありService portでもある場合もありうる。例:ハンブルク港は州政府が所有者で州政府の子会社がオペレータ及びステベを扱う。
◆PUBLIC・PUBLIC/Private・PRIVATE/Public・PRIVATE
同じく上掲書でベアド氏による分類が紹介されている。オーソリティの機能(function)についてPort Function Matrixを整理したうえで以下の4タイプの港湾を区分している。