フリーゾーン内にはすでに1,300社以上の企業が進出しており、これらの企業は当初10年の契約で当地区内の敷地のリースを受けている。その中には、インド系肥料会社の硫酸・燐酸製造プラント、セメント工場や鋼構造物プラント、食品加工工場、衣料品縫製工場などが含まれている。さらに企業立地を促進するため、ゴルフ場の建設やドバイ中心地と連絡する8車線の高速道路が建設済である。
ジベル・アリフリーゾーンではジベル・アリフリーゾーン公団が域内の管理・運営を一手に引き受けている。同公団の会長はドバイ港港湾公団の局長と同一人物であり、港湾・フリーゾーンの一元的運用に力を注いでいる。
(4) ラシッド港区
ラシッド港区はジベルアリ港が完成するまでドバイの発展とともに、貿易の中核施設と重要な役割を果たしてきた。ラーシド港は79年に拡張工事が完成し、現在5つのコンテナ用バースと30の一般貨物用バースを持つ中東最大規模の港湾となっている。