また、アメリカ港湾協会が実施にした同調査によれば、1991年から1994年の港湾施設整備投資は、55港全体で、年間平均約670百万ドル、1994年のみは、この他243百万ドルの土地取得費を支出した港湾があるので、総投資額は930百万ドルである。投資の57%は太平洋岸南部の港で実施された。
個別の港の年間の港湾施設整備投資額は、オークランド港67百万ドル(1994)、シアトル港80百万ドル(1995)、ロングビーチ港252百万ドル(1995)、ロサンジェルス港382百万ドル(1996/7予算)、タコマ港33百万ドル(1996/7予算)、等である。ロサンジェルス港はPier300/400の建設のために大きな投資となっている。大きな投資をする港は西海岸に限られているので、米国の主要港の港湾投資額の総計は年間1,000億円程度と推定される。
これらの財源は、1994年のAAPAの調査によれば、港湾収入35%、G010ボンド10%、Revenueボンド15%、借入16%、補助2.8%、その他1121%である。米国運輸省の推計によれば、1995年から1999年の5年間における、港湾開発投資は4,691百万ドル、その資金としては、レベニューボンドが49.1%、港湾収入22.5%等と見込まれている。