次の(2)項に、各事業所ごとのより詳細な調査結果を示した。
(2) 各事業者ごとの同乗調査結果まとめ
協同組合新宿摩天楼の場合
1] 平成9年度調査結果
CNG車、ディーゼル車とも、1日の稼動時間は約9時間30分でほぼ同じであった。
走行行程中のアイドリング運転の時間割合はCNG車の場合約25%、ディーゼル車での場合約38%であった。
平均車速はCNG車が13.4km/h、ディーゼル車は9.4km/h、1km当りの停車回数ではCNG車が2.2回、ディーゼル車4.4回となっており、ディーゼル車の方が走行時の停止頻度が高い状況であった。
走行燃費はCNG車が4.3km/Nm3(軽油換算で3.7km/L)に対しディーゼル車は5.9km/Lと、ディーゼル車の方が軽油換算で約2km/L良い結果を示している。
2] 平成10年度調査結果
CNG車の1日の稼動時間は約10時間40分、デイーゼル車は約9時間であった。
走行行程中のアイドリング運転の時間割合はCNG車は約16%、ディーゼル車は約23%であった。
平均車速はCNG車が9.5km/h、ディーゼル車は11.3km/h、1km当りの停車回数ではCNG車が2.4回、ディーゼル車5.7回となっており、ディーゼル車の方が走行時の停止頻度が高い状況であった。
走行燃費はCNG車が4.1km/Nm3(軽油換算で3.5km/L)に対しディーゼル車は5.3km/Lと、ディーゼル車の方が軽油換算で約2km/L良い結果を示している。
また、以下に図として稼動時間の内訳及び、平均車速、平均停止回数、車両総重量の推移をまとめた。