はじめに
1995年9月にOak Ridge国立研究所(USA)はスウェーデンのDr.Claes Piloと共同で、と題する国際エネルギー機関(IEA)自動車用代替燃料実施協定執行委員会のアネックスVIIである「浄動車用代替燃料および従来の自動車燃料の相対的な環境影響比較」への最終報告書を発行した。この報告書はペーパーバックの装丁で、政府機関と政策決定者が輸送における代替燃料の使用について、より多くの情報に基づく判断ができることを目的として、従来の燃料との比較により自動車用代替燃料の環境への影響を明らかにするための研究の結果を要約したものである。
当時、各国でこれとまさに同じテーマの多くの研究プロジェクトが未完成の状態で存在した。しかしながら、それらの結果は最終報告書の中には含まれなかった。最終報告書の補遺報告として、存在しているが報告されていない研究プロジェクトからの結果を本として補うことは重要であると執行委員会により判断された。委員会は原本の補遺報告を完成させるべく、オランダのInnas社の活動であるIEA/AFISと共にOak Ridge国立研究所に作業を委任した。
この報告書はアネックスVII最終報告書の補遺報告である。
この補遺報告の内容に関する彼らからの助言、支援とならびその援助に心から感謝したい。
支援をいただいた国々と機関のリストは以下の通り。
ベルギー フラマン技術研究所(VITO)
カナダ ナチュラル・リソーシズ・カナダ
フィンランド フィンランド技術研究センター(VTT)
日本 (財)物流技術センター運輸低公害車普及機構(LEVO)
日本自動車研究所(JARI)
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
オランダ オランダ環境エネルギー庁(NOVEM)
スウェーデン スウェーデン産業技術開発庁(NUTEK)
米国 エネルギー省(DOE)
Ralph McGill
Oak Ridge国立研究所
Oak Ridge、Tennessee USA 37831-8087