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資料No.8

 

「市販.臭素酸カリウム粒度分布調査結果」

 

臭素酸カリウム粒度分布測定(グラフ参照)

(1)目的:臭素酸カリウムの粒度が燃焼試験結果に及ぼす影響を調査した。

(2)試験品:基準物質である臭素酸カリウムについて、市販特級試薬を3社(W純薬.K化学.J化学)から購入、試験用として0.300mm〜0.150mmを取り出し、試験品とした。

(3)試験方法:

[篩]:0.300mm/0.250mm/0.210mm/0,180mm/0.150mmの5枚を使用。

[方法]:乾燥した試験品約100gを、機械篩で振動を加え、その後、篩ごと質量を測定した。

(4)結果:3社共に粒度分布は近似しており、0.300mm〜0.250mmの間に約50%が存在している、中心粒径はMaxの0.3mmに近く、大きく片寄っている。

W純薬とJ化学は分布がほぼ等しいが、K化学は他社に比べ小さい粒度の割合が高くなっている、これは後述の測定結果にも現れているが、ロットによる変動等もあるので、酸化性試験には同一メーカーの同一ロット品を使用することが必要と判断される。

尚、測定用粒度に篩分けした試験品の取り出し歩どまりは各社共に約70%であった。

(5)データ

 

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