高齢者の収入源を地域別に見てみると、都市の場合、高齢者自身の勤労所得を主な収入源とする者は28%であるが、子からの援助が50.5%ともっとも高い割合を占めている。ところで、郡部の場合、勤労所得が50.2%ともっとも高く、次に子からの援助が36.2%である。このような地域別格差は、郡部で、農業に従事している高齢者の割合が高いところに原因を求めることができよう。とくに、都市の高齢者は生活費の50%を子どもに依存しているのがその実情である。年金または退職金の受給者の比率は、都市では5%、郡部では2%に過ぎない。一方、生活保護また