
3,平成11年度事業計画概要
1,補助事業の目的
船舶海難が減少傾向にあるのに反し、プレジャーボート等の海難は増加の傾向にあって、平成10年上半期に発生した全要救助海難船舶の内、プレジャーボート等が占める割合は64%という高率でかつ、その海難の89%が運航の過誤や機関取り扱い不良といった人為的なもので、極めて憂慮すべき事態となっている。(第三管区海上保安本部「平成10年上半期要救助海難の発生状況」平成10年7月31日発表統計)これらプレジャーボート等の海難の多くが、船舶運航上の基本的な知識や技能欠如に起因するものであることに鑑み根気強く、かつ、地道な海難防止の指導が肝要である。
このため、広く安全講習会及ぴ広報誌等を反復発行するなどして、会員の隅々までに海難防止の思想を徹底させ、プレジャーボート等の海難減少を緊急の業務課題とし、もって海洋レジャーの健全な育成に寄与することを目的とする。
2,補助事業の遂行に関する計画
(1)事業計画の内容
?教育活動
a,安全講習会
(a)開催場所 那珂湊・銚子・木更津・横浜・江ノ島・下田・沼津・富士・清水 各1箇所
合計 9箇所
(b)開催日数 1箇所 1日 延べ9日
(c)参加人員 1箇所 約60名 延べ540名
(d)講習内容 イ,海事関係法令の周知解説
ロ,海上交通の実態、船舶運航上の心得
ハ,海難事例から見た船舶運航の安全対策
ニ,気象・海象の観測方法
前ページ 目次へ 次ページ
|

|