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来島海峡大橋を望む小島で海洋教室
       愛媛県東部地区小安協 副会長 宮 城 耕治郎

 8月5日、今治市は朝から夏の太陽が海を照らし、真っ青な空の色が海に夏色を描きだしている。立っているだけでも汗が吹き出るほどの 陽気となった。本日は、海洋教室の日である。
海洋教室は、日本財団の補助を受け青少年に各種行事、遊びを通じ海洋思想の普及及び啓蒙を図るもので、本年は当地区が実施することと なったものである。
《準備段階》
 子供集め…場所決め…海洋教室の内容… 全てが初めての経験である。釣り大会はこれまで経験しているが、頼りは今治海上保安部の担当 官、ところが、担当官も初めてで「どうしましょうか。」との返事、双方顔を見合わせて暫し無言となった。
 なかなか良い智恵が出ないことから、保安部担当官の方から、今治市の児童館厚生員が毎年、子供を集めキャンプをしているので、ノウハウ を聞いてみようということになり相談することとなった。
 ここで、子供集めと場所決めは一気に解決することとなった。海洋教室の趣旨説明をしていくなかで、今治市児童館において、子供達を集 める協力が得られることとなり、同児童館が管理・運営する今治市小島のキャンプ場の使用についても了解が得られた。
 今治海上保安部に協力を依頼するとともに行事内容について打ち合わせを行う。
 開催地の小島(おしま)は、瀬戸内海の来島海峡に浮かぶ周囲2.5?の自然に恵まれた島で、同島からは、建設中の来島大橋が一望できる。
 小島キャンプ場は、正式名称を「いまばり風の顔らんど小島」と言い、ポップス界をリードする。小田和正、飛鳥涼、玉置浩二、カールス モーキー石井、徳永英明、浜田麻里、山本純子が、青少年のために寄付し、キャンプ場を全国3箇所に整備「風の顔ランド」と命名され、小 島が最初に完成した施設である。
"子供が集まった。"
 今治市内の小中学生、これに秋田、横浜、東京の小中学生が参加することとなった。
 この子供達は、身近な環境問題を取り組む活動を行っているもので、毎日新聞社学生新聞本部がこれをバックアップしている。
 このため、この海洋教室は、保安部、毎日新聞社学生新聞本部、今治市児童館、小安協が連携して行うという強力な推進体制となった。
 《海洋教室の開催/》
 関係者と打ち合わせを行い、次の行事を行った。
●海洋環境教室
●沿岸海難人命救助訓練
●キャンプ時の応急手当て教室
●海浜事故防止講習
●人命救助訓練
●体験航海
 子供達が飽きないよう行事を進めるため、班を編成、各行事のなかでゲーム、競技を取り入れ、優秀な班に賞品を授与した。
 まず、海洋環境教室では、小島の海岸において全員で海浜清掃を実施。
 その後、キャンプ場において、砂浜で収集したレジンペレット(プラスチック原材料)が何故、海浜にあるのか、地域の環境問題について 今後の取り組み等について討議した。
 海上保安部担当官から海洋汚染の実態について講義があり、さすがに日頃、環境問題に取り組む子供達であることから、山や川といった海 を知らない子供も真剣に講義を受けていた。
 小安協会員の一部は、その間、昼食の蛸飯作り、蛸の数が少ないので不安が残るが、いざ、昼食の時、子供たちは、「美味しい」を連発、先 ずは一安心。
 午後からは、小安協が日頃鍛えた、プレジャーボートの救助訓練、訓練中のきびきびした態度、見事な救助に子供達もお父さん(いや、お じいちゃん)の能力を見直したのではないかと自画自賛。海上保安庁のヘリコプターが吊り上げ救助するときには、訓練も最高潮に達し、間 近に見る迫力に一際大きな歓声があがった。


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