
プレジャーボート等の海難
第六管区海上保安本部 航行安全課
1海難発生状況
(1)要救助船舶隻数
平成9年に瀬戸内海・宇和海の第六管区海上保安本部管内において、救助を必要とする海難に遭遇した船舶は、237隻で、この
うちモーターボート、ヨット等のプレジャーボート及び遊漁船(以下、「プレジャーボート等」という。)の海難は、111隻(前年100
隻)で、用途別では依然として最も多く、全体の海難の46・9%を占めています。
(2)船型別発生状況
プレジャーボート等の海難を船型別にると、和船型ボート44隻(18・6%)、モーターボート35隻(14・8%)、ヨット13隻(5・
5%)等となっています。
(3)海難種類別発生状況
プレジャーボート等の海難を海難種類別にみると、衝突27隻(24・3%)が最も多く、次いで機関故障19隻(17・1%)、火災19隻(17・1%)等となっています。
(4) 海難発生原因について
プレジャーボート等の海難を原因別にみると、見張り不十分26隻、機関取扱い不良14隻であり、気象海象の不注意10隻、操船不適切7隻等、人為的な要因によるものが、
73隻であり、全体の約7割を占めています。
2 海難防止のためのチェックポイント
依然として、人為的な要因による海難が多いことから、皆さん方個々の自覚のもとに、次のような基本的事項をチェックし、
海難防止に努めていきましょう。
(1)出港前のチェックポイント
?航海計画に無理はないか
?気象・海象情報を入手したか
?体調は良いか
?法定書類・法定備品を積み込んだか
?海図、ヨット・モーターボート・小型船用参考図は持っているか
?船体・機関は点検したか
?連絡体制を確保したか
?救命胴衣を着用したか
目 次
プレジャーボート等の海難・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・( 2)
万葉の海へ帰ろう7月20日・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・( 5)
地区だより・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・( 9)
海上保安庁長官から当協会へ感謝状・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(10)
平成10年度海難防止強調運動キャッチコピー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(11)
プレジャーボートの係留保管の適正化に関する条例が施行されます・・・・・(12)
クイズ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(13)
事務局からのお知らせ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(14)
平成10年度日本財団補助事業「小型船舶の安全確保」実施計画・・・・・・(15)
海難・人身事故の通報は最寄りの海上保安部署へ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(16)
入会申込先・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(16)
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