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「国外航路標識に関する調査研究」の報告書

 事業名 国外航路標識に関する調査研究
 団体名 日本航路標識協会  


■事業の内容

世界各国における航路標識用施設、機器及びシステム等に関する調査研究並びに情報、資料の交換を行い、航路標識に関する国際協力を推進することにより航路標識の発展、調和に寄与し、船舶の航行安全と効率的な運航を助長するため、以下の事業を実施した。
 [1] IALA理事会への出席
   IALA理事会は、航路標識に関する重要事項について国際的に審議が行われる事実上の最高機関であるので、この機会に出席して各国と技術上の情報を交換するとともに航路標識に関する国際的な動向把握につとめ、我が国の技術水準の向上に資する。
   なお、IALA理事会は、通常は年2回(前期、後期)開催されることとなっている。
  [1] 国内基準
   a.理事会に提出する会議資料作成
   b.理事会における討議に関する国内意見調査
  [2] 出席及び意見交換
   a.平成9年6月14日から20日までの間、第17回IALA理事会が上海、北京(中国)において開催された。当協会田中専務理事が政府委員の補助者として出席し、参加各国の理事、関係者と情報、意見交換等を行い、航路標識に関する国際的動向把握に努めた。
     なお、第17回理事会において行われた審議、報告等の概要は次のとおりである。
     ○ 第16回理事会の議事録の承認
     ○ 予算、財務関係の諸報告と承認
     ○ IALA技術委員会(運用、エンジニアリング、電波航法、VTS各委員会)からの報と承認
     ○ 国際関係会議(IMO、NELS、INO等)における諸報告
     ○ VTS 2000年シンポジウム
(開催地としてシンガポールが立候補している)
     ○ その他
   b.平成9年12月1日から5日までの間、第18回IALA理事会がIALA本部(フランス、サンジェルマン アン レイ)において開催され、当協会から田中専務理事が政府委員の補助者として出席し、参加各国の理事、関係者と情報、意見交換等を行い、航路標識に関する国際的動向把握に努めた。
     なお、第18回理事会において行われた審議、報告等の概要は次のとおりである。
    ○ 第17回理事会の議事録の承認
    ○ 予算、財務関係の諸報告と承認
    ○ IALA技術委員会からの諸報告と承認
    ○ 国際関係会議(IMO、ITU、NELS、FERNS、GNSS等)における諸報告
    ○ VTS 2000年シンポジウム(シンガポール)について
      (第1回シンポジウム運営委員会についての報告)
    ○ アジア太平洋海上保安主官庁フォーラムについて
      (東京で開催された第2回フォーラムの報告)
    ○ その他
  [3] 資料の分析、翻訳、報告書作成
   a.部 数  60部 A4サイズ
   b.配付先  関係官庁、団体及び賛助会員等

 [2] IALA技術委員会への出席
   IALAには、理事会の決定に基づき、専門的な問題について各種技術委員会が設置されているが、これらの委員会では、航路標識に関する情報・資料の交換、航路標識システムの標準化、統一等について技術的な検討を行っているほか、国際海事機関(IMO)、国際電気通信機関(ITU)等関係国際機関への提出文書案の作成や、これらの国際機関からの要請による技術的な検討を行うことにより、加盟国の技術の向上等航路標識の発展に資するべく活動が行われている。
   最近では、電子工学分野をはじめとして著しく技術が革新されてきているほか、タンカーによる油流出事故等を契機とする海洋環境保護、全地球的規模での環境問題、省エネルギー対策等、世界的な情勢が大きく変化しつつあることから、理事会は、将来のニーズに合わせて、平成6年から次のとおり技術委員会の構成を変更した。
  ・ 運用委員会
  ・ エンジニアリング委員会
  ・ 電波航法委員会
  ・ 船舶運航業務(VTS)委員会
    我が国の航路標識は、技術的にも諸外国から高く評価され、特にアジア地域においては指導的立場にあり、我が国の活動に対して大きな期待が寄せられている。
    従って、我が国の航路標識事業の発展を図るため、経済的・効果的な航路標識の運用、自然エネルギー利用、世界的航法システム、船舶通航業務(VTS)の設備等、我が国の航路標識事業にとって関係の深い事案について検討を行っている各委員会に積極的に出席し、航路標識システムの世界的動向を把握するとともに、最新の情報を得る必要があり、平成9年度はエンジニアリング委員会、船舶通航業務(VTS)委員会に参加した。
  [1] 国内準備
    IALA各委員会に提出する技術資料作成
  [2] 委員会における討議、意見交換
   a.VTS(船舶通航業務)委員会
     平成9年9月1日から5日までの間IALA VTS委員会がIALA本部(フランス サンジェルマン アン レイ)において開催された。
     当協会から豊福嘱託が出席し、参加各国代表と情報、意見交換を行い、VTSに関する国際的な動向把握に努めた。
     なお、VTS委員会における討議、報告等の概要は次のとおりである。
    ○ VTS要員の採用、資格及び訓練について
    ○ VTS運用手続きに関するIALA勧告案について
    ○ VTS手引書について
    ○ VTS情報交換、事故報告及びセンサーデータについて
    ○ VTS事故に関するILOの作業について
    ○ 自動船舶識別システムについて
    ○ その他
   b.エンジニアリング委員会
     平成9年10月20日から23日までの間、IALAエンジニアリング委員会が、IALA本部において開催された。
     当協会から田中専務理事が出席し、参加各国代表と情報、意見交換を行い、航路標識の技術的な資料を収集するとともに、国際的な動向把握に努めた。
     なお、エンジニアリング委員会における討議、報告等の概要は次のとおりである。
    ○ コンピューターによるブイ及び関連機器の設計について
    ○ プラスチックブイに関するガイドラインについて
    ○ 光波標識における最近の開発状況について
    ○ 品質保障及び検査のガイドラインについて
    ○ 太陽電池装置に関するガイドラインについて
    ○ 電池取扱いのためのガイドラインについて
    ○ その他
  [3] 資料の分析、翻訳、報告書作成
   a.部 数  60部 A4サイズ
   b.配付先  関係官庁、団体及び賛助会員等   
                    
 [3] ILA(インターナショナル ロラン アソシエーション)会議への出席
   ロランCシステムは、広域電波航法システムの一つであり、北米大陸、ヨーロッパ、東アジア等をカバーするチェーンが運用されており、ロシアも同様のシステムであるチャイカを運用している。
   さらに、ロランCについては、世界各国で拡充の動きが見られる。
   我が国周辺海域においては、米国コーストガードにより北西太平洋ロランCチェーンが運用されていたが、平成5年7月から段階的に我が国で引き継ぎ、運用を開始するとともに、中国、韓国、ロシアと協力した国際協力チェーンを構築し、現在一部を除き正式運用を行っている。
   ILAは、ロランCシステムの機器、施設、運用、利用技術の向上等を目的とし、米国コーストガード、研究機関、利用者、機器製造業者等で構成されており、この分野で唯一の国際的組織であって、毎年ロランCに関する会議を開催し、極めて優れた研究成果等を発表している。
   我が国においても、ロランCに関する国際的動向を把握し、ロランCシステムに関する技術的知識の向上を図るため、本会議に参加した。
  [1] 国内準備
    従来の会議関係技術資料の取りまとめ、検討
  [2] 出席及び意見交換
    平成9年10月5日から9日までの間、ILA会議は、オタワ(カナダ)において開催された。
    当協会から片山嘱託が出席し、参加各国の関係者と技術的な情報、意見交換を行い、ロランCに関する国際動向の把握に努めた。
    なお、ILA会議においては、次の議題等について討議、報告が行われた。
    ○ ヨーロッパにおけるロランCの現状と展望について
    ○ ロランC受信機の技術について
    ○ GPS/ロランC集約受信機について
    ○ ロランC送信局と監視システムの改良について
    ○ ロランC電波伝搬とタイミングについて
    ○ その他
  [3] 資料の取りまとめ、翻訳、報告書
   a.部 数  60部 A4サイズ
   b.配付先  関係官庁、団体及び賛助会員等
■事業の成果

[1] IALA理事会への出席
   第17回IALA理事会は、平成9年6月北京(中国)で、第18回IALA理事会は、平成9年12月IALA本部(フランス)で、それぞれ開催され、いずれも当協会から田中専務理事が出席して各国の理事、代表者等と意見、情報交換を行い、国際的な現状、動向等を把握できたことは、当協会が航路標識の分野で国際協力事業を推進しつつある現状から極めて有意義であった。
   特に理事会において審議された案件中、我が国として注目すべきものは、
   ○ 1998年ハンブルク(ドイツ)で開催されるIALA総会で理事選挙が実施されること。
   ○ 2000年にVTSシンポジウムがIALA主催によりシンガポールにおいて開催されることが決定し、このための準備として運営委員会が設置されたこと。等である。
   なお、第17回及び第18回IALA理事会の状況はそれぞれ整理、翻訳等を行うとともに、関係資料を加えて報告書60部を作成し、関係官庁、団体及び賛助会員に配布した。
  [2] IALA技術委員会への出席
   VTS(船舶通航業務)委員会は平成9年9月、エンジニアリング委員会は平成9年10月、それぞれIALA本部(フランス)で開催され、当協会から両委員会に1名が出席した。
   VTS、エンジニアリング両委員会においては、それぞれ専門分野の技術的な審議、討議が行われ、航路標識に関する各種機器の近代化に伴う各国の対応等その動向を把握できたことは、当協会が国際協力事業を推進しつつある現状から極めて有意義であり、更に国際協力に大きく寄与することができるものと思料される。
   なお、両委員会における状況等は、整理、翻訳等を行うとともに関係資料を加え、それぞれ報告書60部を作成して関係官庁、団体及び賛助会員等に配布した。

  [3] ILA(インターナショナル ロラン アソシエーション)会議への出席
   ILA会議は平成9年10月オタワ(カナダ)で開催され、当協会から職員1名が出席し、各国の代表、専門家とロランCに関する技術的な討議を行うとともに、意見交換、情報の収集等を行い、国際的な現状と動向把握ができたことは誠に有意義であった。
   特に我が国は、中国、韓国とロランCチェーンを組み、極東における沿岸海域の航行援助業務を実施しており、また、ロシアともロランC/チャイカチェーン構想を進めている現状から、今後ますます国際協力業務へ寄与することが期待されている。
   なお、ILA会議における状況は、整理、翻訳等を行うとともに、関係資料を加えて報告書60部を作成し、関係官庁、団体及び賛助会員に配布した。





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