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■事業の内容

情報誌「さぁ、言おう」の発行
(1) 発行内容 情報誌「さぁ、言おう」
付録「ニュース&にゅーす」
(2) 発行月日 情報誌「さぁ、言おう」
  毎月10日、年12回発行
付録「ニュース&にゅーす」
  平成 9年 4月10日発行
  平成 9年 8月10日発行
  平成 9年12月10日発行
  平成10年 2月10日発行
(3) 発行部数 情報誌「さぁ、言おう」
  平成 9年 4月〜  7月号 各 9,000部
  平成 9年 8月〜 10月号 各10,000部
  平成10年11月〜平成10年3月号 各12,000部
付録「ニュース&にゅーす」
  平成 9年 4月、8月号 各 7,000部
             平成 9年12月号、平成10年2月号 各 8,000部
■事業の成果

本事業は、高齢になってもすべての人が心豊かに暮らせる高齢社会を理念とする「新しいふれあい社会づくり」を誌面から呼びかけ、そのための制度および施設改善、生き方についての提言を広く社会に働きかけるものである。
日本の社会構造の変革が進むなかで、行政主体の地域社会から市民も共に主体となった市民社会への移行が強く問われている。さわやか福祉財団では、情報誌『さぁ、言おう』の発行を通じて、高齢社会を支える市民の立場からの地域参加、具体的にはふれあいボランティア活動への参加呼びかけ、企業・学校等への組織的な社会参加システムづくり提言、ボランティア団体の設立、さらには自治体、行政への制度・施設改善など、意識改革も含めて幅広く啓発普及を行うことを目的として本事業を実施した。「地域でのふれあいボランティア活動」に焦点を絞ったテーマづくりを行い、行政、学校、高齢者等への啓発を繰り返し行った。また昨今問題となっている「心の教育」「心」の大切さについても誌面で積極的に取り上げ、その必要性への具体的な問題提起を現場の声を交えて行った。
さらには、特集記事やコラム内で、2000年4月から実施が決定された公的介護保険制度と市民ボランティア組織との関わりについて、法案成立前から積極的に指針を打ち出し、ふれあいボランティア活動推進のために関係各所に働きかけを行った。その結果、地域で活動しているボランティア団体、またNPO組織とのかかわり方を模索している地方自治体から多くの反響があるなど、本事業において、他に先駆けて新たな方向性を明示し、推進することができた。
加えて、地域読者間においても『さぁ、言おう』をもとに集まり、その内容をテキストとして高齢問題を話し合う集まりが誕生し、実際のボランティア活動参加への手がかりともなるなど、本事業が大きなきっかけとなって、全国に高齢者ボランティア活動の普及啓発を図ることができた。





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