■事業の内容
(1)第440回定期演奏会 [1] 演奏作品 シェーンベルク=無伴奏混声合唱のための「地には平和」作品13 シェーンベルク=ヴァイオリン協奏曲 作品36 シェーンベルク=オラトリオ《ヤコブの弟子》 (断章、W.ツィリッヒによる補筆オーケストレーション、日本初演) [2] 日時 平成9年9月20日 [3] 場所 サントリーホール大ホール(東京都港区) [4] 公演回数 1回 [5] 出演者 指揮=秋山和慶 ヴァイオリン=渡辺玲子 ガブリエル=ジークフリート・ロレンツ(Bar) 使命を与えられた男=田中 誠(Ten) 反抗する男=吉田伸昭(Ten) 苦闘する男=宇野徹哉(Bas) 選ばれた男=三原 剛(Bar) 修道士=福井 敬(Ten) 瀕死の男=永井和子(Messo-Sop) 魂<1>=佐橋美起(Sop) 魂<2>=澤畑恵美(Sop) 副指揮<1>=飯森範親 副指揮<2>/合唱指揮=三澤洋史 混声合唱=東響コーラス [6] 観客数 1,446名(一般1,352名、招待94名) (2)第443回定期・特別演奏会 [1] 演奏作品 ヤナーチェク=歌劇《利口な女狐の物語》 (全3幕、原語による日本初演) [2] 日時 定期演奏会 平成9年12月4日 特別演奏会 平成9年12月6日 [3] 場所 サントリーホール大ホール(東京都港区) [4] 公演回数 各日1回 計2回 [5] 出演者 指揮=秋山和慶 演出=マルティン・オタヴァ 女狐ビストロウシカ =エヴァ・ズジーズゴヴァー(チェコ人Sop) 森番=ルデク・ヴェレ(チェコ人Bar) 雄狐=パヴラ・アウニツカー(チェコ人Mezzo-Sop) 校長/蚊=イジー・ツェー(チェコ人Ten) 神父/あなぐま=イジー・カレンドフスキー(チェコ人Bas) 行商人ハラシュタ=イジー・クビーク(チェコ人Bas) 森番の妻/ふくろう=杉野麻美(Mezzo-Sop) 犬ラパーク/きつつき=中島豊子(Mezzo-Sop) 宿屋の主人パーセク=小林祐太郎(Ten) 宿屋のおかみ/雌鶏=腰越満美(Sop) 雄鶏/かけす=日比野景(Sop) 少年フランティーク/こおろぎ=坂本江美(Sop) 少年ペピーク/きりぎりす=藤田美奈子(Sop) 蛙=橋爪ゆか(Sop) 子狐ビストロウシカ=東京少年少女合唱隊隊員 児童合唱=東京少年少女合唱隊 児童合唱指揮=長谷川久恵 混声合唱=東響コーラス 合唱指揮=三澤洋史 [6] 観客数 2,761名 12月4日 1,277名(一般1,154名、招待123名) 12月6日 1,484名(一般1,216名、招待268
■事業の成果
シェーンベルクのオラトリオ《ヤコブの弟子》とヤナーチェクのオペラ《利口な女狐の物語》のような、重要な価値を持つ創造的作品としてヨーロッパではスタンダードに演奏されている曲の日本初演をしたことにより、日本の聴衆に世界の音楽文化遺産を紹介し日本の文化向上に寄与したと思われる。 また、当楽団にとっては十二音技法等の演奏を通じて演奏技術をさらに発展させることができたとともに、シェーンベルクの曲やヤナーチェク歌劇の真価を聴衆に伝えることができたことにより、新たな聴衆の開拓ができた。 さらに、数多くの新聞評や音楽雑誌で取り上げられ評価されたことで、一般の方々へのクラシック音楽やシェーンベルク、ヤナーチェク音楽の関心を広げることができた。
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