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■事業の内容

(1)題 名   「危険物取扱マニュアル」
(2)仕 様
  [1] マニュアル  B5判 180ページ  オフセット印刷 1色刷
    (B4判−1枚  4色折込 危険物ラベル B5判−3枚 2色刷 危険物申告書)
  [2] ポスター B2判  4色 片面刷
  [3] チェックシート A4判  両面/色刷 両面PP加工
(3)数 量
  [1] マニュアル    4,000部
  [2] ポスター     1,000部
  [3] チェックシート  4,000部
(4)内 容   危険物の取扱いに当って、ICAO・航空法・IATA等の規定に基づき、フォワーダーとしてチェックすべき
  1)正当な輸送品目名の決定
  2)危険物輸送申請書
 3)包装基準の厳守
  4)ラベル、マーキング等の業務全般、更に一般用途名(例えば、ガスライター・殺虫剤・ヘアスプレー)を多数取り上げ、貨物受託時に危険物の可否が判断できる。
(5)配布先   協会会員(国内部会全社)、荷主及び、東京・大阪・福岡・沖縄等で行われる協会主催の社員講習会。


■事業の成果

我が国の航空貨物輸送は、付加価値の高い製品を中心として、その輸送量を伸ばしており、国内的にも国際的にも物流システムの中に組み込まれた重要な輸送手段となっている。
同時に、輸送商品・輸送方法も多岐に亙ってきており、航空貨物輸送に携わる者の知識と技術の向上を図ることが重要かつ緊急の課題となっている。

 特に「危険物」と言われる特別な取扱を要する貨物が量的に増えてきている。

 危険物貨物の取扱にあたっては、ICAO(国際民間航空機関)、IAEA(国際原子力機関)、IATA(国際航空運送協会)の規定を基準とする航空法第86条、航空法施行規則第194条の規定にもとづき、正式な輸送品目名の確定、輸送関連書類の完備、包装基準、ラベル、マーキング等極めて多種多様な業務を遂行しなければならない。また宅配便等の簡易輸送サービスの定着により、一般荷主の危険物に対する認識が薄い傾向にあり、貨物受託時点で内容を適確に把握し、取扱を確実にするために、利用航空運送事業者の社員に対する徹底した教育が急務となっている。

 そのために、航空関連法規、各種規則の理解と共に、危険物の具体例を多種類掲載した取扱マニュアルを作成し、運送業者社員に止まらず、荷主の啓蒙を行うことにより、一層の教育効果が期待される。





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