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知的障害者福祉研究報告書
平成6年度調査報告  〜精神薄弱者福祉研究報告書〜


第3章 地域生活援助 (レスパイトサービス)の役割と機能

4. レスパイトサービスの実際

(3)援助を行う上での基本

?@本人の日常生活に沿った対応を行い、生活の質を大きく変化させない
1日の生活リズム(起床、入浴、食事)が日常行っているように継続できるようにすることを基本においている。

?A家族の主体的な関わりを損ねる援助はしない
「このみ」に全くまかせるのではなく、どの部分が大変で援助を求めたいのか明らかにする。
ex.公園に散歩に行って欲しい。夏であればプールに連れていって欲しい等。

?B本人が家族の一員からはずれるような援助はしない
葬儀に、家族の一員として参列し、困難なところを「このみ」が援助する。焼香や出棺等の場面では一緒に参列し、読経が長く続く場合には控え室に一緒にいるなどの援助。結婚式などの場合も同様の援助。
ex.兄弟の誕生会を準備する間預かってもらって、本番に一緒に参加する。


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