(4) 生物生息環境
生き物と触れられる公園とするために、生物生息環境を保全・創出する。公園全体が多様な生き物の生息環境となることを意図して、多様な環境の保全・創出を行なう。
ア. 池
●トンボをはじめとしてミズスマシ、ゲンゴロウなど止水域の水中に生息する生物の生息できる環境づくりを行う。これまで8箇所の池を設けてきたが、借地している休耕田Aは、目立つ所なので更に2〜3箇所池を新設する。また、休耕田Bの奥にもトンボ池を設ける。
イ. 湿 地
●休耕田の湿地的な環境を維持して、止水域、湿地を好むトンボやヘイケボタルの生息できる環境づくりを行う。乾燥化を防ぐために定期的に草刈り、樹木の伐採を行う必要がある。
ウ. 水 路
●谷津田を流れる水路は、環境的にはゲンジボタルが発生しても良い環境条件を備えているように見えるが、現在はあまりゲンジボタルの発生が見られない。水質をチェックするなど問題点を探り、改善方策を検討する。
エ. 雑木林
●敷地内あるいは周辺の雑木林の一画に腐った木材を放置したり、落ち葉を積み上げたりして甲虫類の幼虫の生息環境を設ける。現在の所、林地を借りる目途はたっていないので設置するのは難しいが、将来的には周辺の林地を取り込んで、雑木林の管理・更新作業を行う中でこうした場を設けて行く。