b. 場所選定・土地貸借の経緯
●活動の当初より、農業との関わりを強く意識しており、1993年には男衾の農家数名と農業について話し合う機会を持ち始める。これらの活動が発展して、1994年には、農業体験を行なう「田んぼの会」、農家に委託して低農薬の農産物をつくってもらい会員に宅配を行なう「菜の会」を設ける。
●こうした中で、立地や土地の広さに恵まれ、農家との良好な関係づくりが軌道に乗りつつあるこの地域で、当初描いていたトンボ公園を実現させようと考え始める。しかし、この谷津田で地元の不動産会社が埋立をすることとなりー時はここでの公園づくりは困難であると考えつつあったが、この埋立に同意せず水田を続ける地権者がおり、埋立も一部であることが解ったことから、6人の地権者の同意を得て1995年にトンボ公園づくり(当初83a)に着手することとなった。
c. 整備内容
●これまでに大小4箇所の池、木道、道具置場、竹製のトンボのオブジェなどを設け、水草植栽を行なった。
●1997年2月より「トンボ公園運営協議会」を設置し、会員全員でおぶすまトンボの里公園の構想づくりに着手した。環境教育の拠点として、将来のネイチャーセンターづくりを目指し、インディアンテントづくりなどが具体化している。