4) 経営上の問題点と問題点への対応 兵庫県の中小造船事業者における経営上の問題点は下図のとおりで、もっとも多くの事業者があげた点は「修繕・改造売上げの伸び悩み」である(修繕が主力の事業者では74%)。次いで、「競争激化等による収益率の低下」が多く、新造が主の事業者の56%があげている。一方、県外の事業者は「競争激化等による収益率の低下」がもっとも重大な問題点である。
4) 経営上の問題点と問題点への対応
兵庫県の中小造船事業者における経営上の問題点は下図のとおりで、もっとも多くの事業者があげた点は「修繕・改造売上げの伸び悩み」である(修繕が主力の事業者では74%)。次いで、「競争激化等による収益率の低下」が多く、新造が主の事業者の56%があげている。一方、県外の事業者は「競争激化等による収益率の低下」がもっとも重大な問題点である。
上記の問題点に対して、兵庫県の事業者がこれまでに導入してきた対策としては「省力化等による社内コストの削減」(34%)、「得意な船種への集中など事業範囲の絞りこみ」(29%)などが主である。特に、新造が主力の事業者では得意とする船種への特化などの「事業範囲の絞りこみ」を行った割合が44%と多い。しかし、「特に対策は導入しなかった」という事業者が40%ある。 一方、県外の事業者は対策の導入に積極的であり「コスト削減」、「営業力の強化」、「輸出の拡大」などを行う事業者が目立っている。
上記の問題点に対して、兵庫県の事業者がこれまでに導入してきた対策としては「省力化等による社内コストの削減」(34%)、「得意な船種への集中など事業範囲の絞りこみ」(29%)などが主である。特に、新造が主力の事業者では得意とする船種への特化などの「事業範囲の絞りこみ」を行った割合が44%と多い。しかし、「特に対策は導入しなかった」という事業者が40%ある。
一方、県外の事業者は対策の導入に積極的であり「コスト削減」、「営業力の強化」、「輸出の拡大」などを行う事業者が目立っている。
前ページ 目次へ 次ページ