4)支障の頻度とその内訳
支障の頻度(年間)とその内訳を、図3-3に示す。
アンケートの質問は1バースを対象にしているが、回答者によっては港全体を対象に回答している場合がある。従って、支障の頻度を相対的に比較する事は無理である。そこで、各港でどの様な障害が多く起こっているかを以下に示す。
船体損傷は、全体的に少ないが釧路、小名浜には比較的多く発生している。索切断は直江津、釧路で多く発生している。
荷役中断は、殆どの港で見られ、支障の頻度が高い港ほど多く発生している。
電力のバース(能代、敦賀、松浦、苓北、具志川、福島第一、広野、御坊)では、具志川を除き、船体損傷、索の切断はない。支障の頻度は少なく、荷役中断の割合が多くなっている。