日本財団 図書館


3.4.2 釜石港

釜石港における津波水位時系列出力点を図3-4-7に、津波水位時系列及び津波流速時系列を図3-4-8(1)〜(12)に示す。

港口から港内に進むに従い、津波の波高が増幅していることがわかる。めと思われる。津波の最初の引き波が湾口の地点1に達するのは地震発生後約31分、港中央部の地点3に達するのは約33分後、港奥の地点5及び7に達するのは約34分後である。

釜石港における流速ベクトル分布図を図3-4-9〜図3-4-11に示す。

地震発生35分後では、津波の最初の引き波が港内に到達するのに伴い、港奥部で湾内に流入する流れが見られる。地震発生40分後には次の押し波が湾内に侵入しているのに伴い、湾内に最大約3〜4m/sec強の流速が見られる。地震発生45分後には、港奥では流れが流出に転じている。

057-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION