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まり第1モードには相関の得られる何か物理的要因があるのかもしれない。

ここで、水温の鉛直分布を導くための計算で用いるモード(主成分)は、解析を行っていく上で重要な要素であり、第nモードまで用いるかを決定することになるが、このnの決定によって解析結果が変化する。今回の資料を用いた場合の寄与率を図5.1.52〜図5.1.54に示す。このグラフはそれぞれ1〜12月の第1モードから第5モードの変化を示している。寄与率はそのデータがもとのデータの影響をどのくらい受けているかを示している。今回はよい相関が得られた第1モードのみを使って水温の推定を行なった。

実際に船舶観測による表面水温の偏差を用いて、100mと200mの水温の推定を試みた。この流れを図5.1.55に示し、また解析資料の深度ごとに各月の実測値と推定値の比較を図5.1.56〜図5.1.61に示した。

結果、第1モードの寄与率が低いと推測誤差が大きいことが判明した。つまり寄与率が推測の信頼度のような意味を持つ。逆に言えば寄与率程度、例えば45%程度の信頼度で推測できるといえる。

 

 

 

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