
毎時の風向風速によると、撮影前日(25日)は朝から南西-南-南東と変化、夕方から北西の風になり、翌日午後まで北西の風が吹きつづけていた。撮影時(26日05:36)には北西の風、風速7〜9m/s程度であった。海上ではさらに強風が吹いていたものと考えられる。
(3) 合成開口レーダ画像と気象条件
対象とする画像(3月26日05:36 JST撮影)に影響すると思われる項目として、撮影前数日の低気温と網走における降雪が考えられる。
撮影当日まで平均気温で氷点下の日が続いたことから現場海域でも新成氷が生成された可能性がある。また3月23日以前に流氷の表面が一部融解して水溜まりになっていたとしても再凍結したものと思われる。
降雪は23〜26日に網走で観測されており、海上でも降雪があった可能性もある。