日本財団 図書館


青森(あおもり)港(海図1191)

(特定港、重要港湾、開港、検疫港、出入国港、第2種漁港)

背後の青森市は、陸奥湾内第一の都市で県庁所在地であり、東北地方北部の港湾流通都市・北海道への海の表玄関として繁栄している。

入出港船舶は、500t〜6,000tとのカーフェリーが最も多く、次いで100t未満を中心として3,000t未満の内航商船が多い。

港の中央に位置する安方地区には観光物産館を中心とした「青い海公園」が完成し、青函連絡船浅橋跡地及び中央埠頭地区の再開発を目指し、元青函連絡船「八甲田丸」を文化交流施設として係留し、周辺整備を進めている。また港湾区域東端部の浅虫地区は海岸温泉地として知られており、中脳となる青森港浅虫ヨットハーバー(p.29参照)が完成して観光港の整備が進められている。

 

気象 5月・6月は南西風が連日強く吹くことがあり、またこの時期に薄いもやがかかる。冬季は南西の季節風が卓越し、特に12月〜翌年2月の降雪時には激しい風雪のために海上交通が途絶えることがある。

目標 2橋柱 八甲田丸南方の青森ベイブリッジ両端。三角形の塔で、各白閃光を点ずる。

無線塔 北防波堤灯台南南東方1.4kmのNTT、パラボラアンテナ付き、赤灯を点ずる。

観光物産館 地上高76mの三角形ビル。

(p.24参照)

障害物 第4区東部及び西部―帯のホタテ貝養殖施設。

第4区南西部及び南東部沿岸のワカメ養殖施設(10月〜翌年5月)。

航泊制限 第4区東部のブリジストン液化ガスKK青森製造所専用桟橋に停泊中の引火性危険物積載タンカーの引火による事故を防止するため、一般船舶は同タンカーから30m以内の海面に立ち入ることを禁止されている。

補給 主な係船施設に給水口あり。給油船あり。その他も可能。

修理 漁港東側に北浜造船鉄工(株)(船台収容能力800t)あり。

海上交通 函館港との間にカーフェリー便、脇野沢港、牛滝港、佐井港との間に船便がある。

その他 青森海上保安部(港長)(別掲)・青森税関支所(?0177-34-0780)・青森海運支局(?0177-76-4656)・検疫所青森出張所(?0177-22-7687)・青森地方気象台(?0177-41-7411)・青森港管理事務所(?0177-34-4101)・青森港湾労働者福祉センター(?0177-22-7979)・青森海事会館(?0177-76-4549)・青森県立中央病院(?0177-23-8315)・青森市漁協(?0177-42-2200)

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION