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(2)設計業務

(a)設計業務の内容

設計業務の内容は一般に次の作業をゆう。

(。)初期の設計作業

基本設計作業

仕様書の展開、系統図の作成、基本配置図の作成など

大物購入品に対する、引合(注文)仕様書の作成

(「)設計作業

小物購入品の発注

メーカー図の点検

系統図との整合

その他図面類の作成

配置図の作成

電路配置図の作成

電線切断指示

電線の発注

(」)生産設計作業

詳細電路図面の作成

電路の発注

機器取付台の発注

これらの業務の中で、一般に電算化・システム化が行われる領域は、基本設計作業については、初期計画作業とほぼ同等の内容であるが、作業の精度が異なり一般に名称は同じでもその内容は違う。ここではその違いについて詳細を記述するのは省略する。

(b)設計業務の電算化

(。)図面作成システム

系統図、配置図等の図面類に、汎用CAD(CADAM、マイクロCADAM、AUTOCAD)等を適用する例が多い。またパソコン上で動作可能なCADの利用も多い。汎用CADを利用する場合、後で利用したいデータは最初から分離の方法を考慮しLAYERを分けるなどの考慮が必要である。

系統図については、表形式の系統図を利用するところもあり、このような場合には表計算ソフト(LOTUS、EXCELなど)を系統図用CADとして適用し、表中のデータを抽出して電線切断システムへの利用などが容易に行えるのが利点である。

図面作成は、一般に実績船から近いものを選ぶ、標準図面のデータを利用するなど、過去

 

 

 

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