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(4)港湾の開発

現在政府は、第9次5ヶ年計画(1997〜2002)を策定、総額 Rs 10,664 Crore の予算要求を行っているが、政情不安定のため未承認となっている。本計画によれば11重要港の取扱貨物量は215百万トン(1995〜96)より、424百万トン(2002)に達するものとして港湾施設の整備を行うこととしている。その中で現在進行中のものは表-3のとおりである。

 

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(5)港湾施設の民営化

政府は港湾部門における同業者参入の指針を確定し、かなりの分野で民営化が進められることとなった。その主なるものは以下のとおり

?T)港湾資産の貸与

?U)コンテナターミナル、多目的貨物バース、特殊貨物バース、倉庫貯留施設、タンク施設、コンテナ荷役場、専用動力設備等の建設及び運用

?V)港湾荷役設備の貸与、民間業者よりのはしけ類の借上げ

?W)水先案内

?X)港湾基盤産業用専用施設

これまで承認された主要民間プロジュクトの例を表-4に示す。

また、進行中のものとして以下のものがある。

 

イ)ジャワハルラネール港湾トラストにおける新コンテナターミナルがBOTベースで承認されている。

ロ)ジャワハルラネール港湾トラストは新コンテナターミナルの建設・運用の費用についてオーストラリアP&0コントシャムの見積価格700クロールRsを承認した。

いずれにしても民営化外貨導入は緒についたばかりで今後の政策次第で急速に進んでいくものと思われる。

 

 

 

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