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・測定方法

(1) 測定の準備:

被測定信号とオシロスコープの接続は、専用のプローブを用いて行われる。プローブを使うことにより、誘導電圧などによる妨害がなくなり、波形がきれいに見られる。また、直接の接続では、交流のピーク電圧で60Vしか測れないのが、10:1のプローブを使うと10倍の電圧の600Vまで測定できる。

(2) 画面の調整:

プローブを校正信号端子に当て、輝度・焦点・スケール・電圧/電流感度・掃引時間等の調整を行う。

(3) 波形の測定:

プローブの接地端子を被測定機器のアース部分にしっかり接続する。プローブを被測定部分に当て、感度切換・掃引レートを、観測しやすい振幅に設定する。オシロスコープの感度は、被測定信号を入力して、垂直方向に1目盛り(1divと呼ぶ)の振幅を得るのに必要な電圧のことである。通常のオシロスコープは8目盛(8div)となっている。オシロスコープのCRTの水平方向は、時間軸となっており、1目盛(1div)あたりの時間を掃引時間という。通常10目盛(10div)に分割されている。また、オシロスコープに

 

 

 

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