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(1) CMOS ICの特長

(a) 主な特長

? 消費電力が少ない

? 広い電圧範囲で動作する。

? LSI化に適している。

(b) 欠点

? 動作速度が比較的遅い

? 出力インピーダンスが比較的大きい。

(2) CMOSの動作

図4・15はCMOSのインバータ(inverter:逆変換装置)を示す。これはCMOS ICの基本回路で電源電圧は,VDD>VSSであるがVSS=0(GRD)と考える。CMOSはPチャンネルMOS・FET(TrP)とNチャンネル・FET(TrN)とからなる。

122-1.gif

 

入力が“0”のとき,TrPはON,TrNはOFFになり出力は“1”となる。

入力が“1”のとき,TrPはOFF,TrNはONになり出力は“0”となる。

入力が“0”であっても“1”であっても一方のFETはON,他方はカットオフになる。

図4・16はCMOSインバータの縦続接続である。CLは浮遊容量となる。VX,VY,VZは論理値“0”又は“1”に対応する電圧を表わす。ここでもVX=0のとき,TrPlがONとなりVY=VDDとなる。このときCLにはTrP1を通してVDDに相当する電荷が蓄積される。

 

 

 

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