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スイーブの起点を移動させ、次に掲げる事項について確認すること。

? スイーブの起点を表示面の中心位置から移動させ、表示有効半径の1/2を表す固定電子距離環が表示面の中心を横切ったときまでの時間を計測し、その移動速度が設定値の5%又は1/4ノットのうち、いずれか大きい方の値以下であること。

? ?と同様の方法で移動後のスイープの起点と表示面の中心とのなす角度と、当初の設定値との差が3度以内であること。

? スイープの中心が表示有効半径の75%を超えて移動せず、かつ、リセットされること。

a)真運動装置へ、ジャイロコンパス及び船速距離計からの信号が正しく入力されていることを確認する。

b)真運動装置の船速設定器を低速の適当な値に設定し、それぞれについて上記?〜?の各項を確認すること。

c)リセットされる位置が適正であることを確認する。(仕様書による。)

d)前項(12)における可変距離環による精度、前項(13)における方位精度、前項(15)の距離分解能及び方位分解能のそれぞれについて確認する。

なお、前項の各精度(特に方位精度)の測定は、離心した状態では特に注意が必要で、十分慎重に測定しないと測定誤差を生ずる。

(注)昭和59年9月より、離心時に正常時と同じ精度が要求されるようになったので注意すること。

(21)反射プロッターによるプロッティング設備については、プロッターガラス面に描かれたマークが目の位置を変化させても適正に映像の上に重なっていること及び照明調整により見やすい明るさに調節できることを確認すること。

a)レーダーの映像面の全周にわたり、外周及び内周にある数点の映像にプロットし、このとき目の位置を移動してもマークが当初プロットした映像に対して移動しないことを確認する。

b)照明調整つまみにより、照度が適正に調整できることを確認する。

c)その他のプロッティング装置については、操作及び目視により確認する。

(22)レーダービーコンの表示を消去させる装置を備えるものにあっては、当該装置の機能を停止させるスイッチをONとし良好に作動することを確認すること。

(23)二つ以上の電源から給電されるものについては、電源の切替えが速やかに、

 

 

 

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