(c)レーダーマストのプラットホームは空中線の点検保守の場所であるから、できるだけ広くし、万一のことを考え、作業者が安全に作業できるように配慮する。プラットホームにはハシゴから上がる入口があるが、これには「ふた」を付ける。床板は滑り止めの模様入り鉄板とし、その端は保守や点検のときに工具などが落ちぬように縁上げをする。また、なるべく空中線ふく射器の先端まで容易に保守作業ができるようにプラットホームの周囲構築物を考えた設計をすることが望ましい。なお、ロープや信号旗などが絡み付いて回転を妨げないような配慮も必要である。
空中線取付け台と手すりの高さは0.8m程度にすると点検調整が容易でかつ安全でもある。