(式13)へのこのTmの値とt=1/120秒(1/2サイクル)を代入すれば短絡発生後1/2サイクルの時の交流分実効値が次の様に求められる。
従って、短絡発生後1/2サイクル時の交流分実効値は4Inとなる。 (「)最大値 IECでは仮想電動機から供給される短絡電流の最大値は短絡発生後1/2サイクルにおいて8Inとしている。 すなわち、次の式で表すことができる。 IM(peak max)=8In (式15) (c)回路の短絡電流 これまでの説明から短絡電流は発電機と電動機から供給されることが分ったので、実際の船内の電気系統における短絡電流の計算法を図2.16のモデル図によって説明する。
従って、短絡発生後1/2サイクル時の交流分実効値は4Inとなる。
(「)最大値
IECでは仮想電動機から供給される短絡電流の最大値は短絡発生後1/2サイクルにおいて8Inとしている。
すなわち、次の式で表すことができる。
IM(peak max)=8In (式15)
(c)回路の短絡電流
これまでの説明から短絡電流は発電機と電動機から供給されることが分ったので、実際の船内の電気系統における短絡電流の計算法を図2.16のモデル図によって説明する。
(注)図2.16のように、短絡時に運転していた総ての電動機の定格出力の合計に等しい定格出力をもった1台の仮想電動機を想定して短絡電流を計算する場合に良好な結果が得られるのは船内の電動機の大多数が給電系統上比較的主母線に近いところに装備されている場合であって、例えばバウスラスターのように船内の電動機の総容量に対して可成り大きな割合を占める電動機が主母線から遠いところに装備されている場合には仮想電動機の台数及び容量は分割して考え、これら仮想電動機の給電系統上の配置を実際に見合った配置として短絡電流計算を行った方が
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