構造,特性ともに直流機の直巻電動機と類似であって,小容量では4,000〜10,000回転毎分の高速に達する。
図5・8において,Cは補償巻線で整流作用に悪ければ,これを設ける。この形は交直両用に使用できる。変圧器のタップを切換え,又直列に接続した抵抗器によって,速度調整をすることができる。
(3)単相同期電動機
(a)電気時計用同期電動機
普通用いられるものは自始動式の回転界磁形電動機である。回転子の回転速度は周波数に比例するから50〔Hz〕では毎分3,000回転,60〔Hz〕では3,600回転する。消費電力は2,4,6,12〔W〕の4種で力率は50〔%〕前後である。