以下,これらについて述べる。 2・1・2 原理
以下,これらについて述べる。
2・1・2 原理
いま図1・1において,磁石を固定し導体を上又は下に動かすとフレミングの右手の法則により導体及び電線に電流が流れる。これは導体が磁力線を切るからである。また,導体を固定し磁石を上又は下に動かしても同様である。これが発電機の原理である。即ち電機子か界磁極かいずれか一方を回転させればよいので,回転電機子形発電機(図1・2参照)及び回転界磁形発電機(図1・3参照)に分類され,主に後者が用いられる。
2・1・3 種類 船用交流発電機はおもに同期発電機(以下発電機という)が用いられる。同期発電機には次の関係がある。周波数f,回転速度n(r・p・m),極数pとする。
2・1・3 種類
船用交流発電機はおもに同期発電機(以下発電機という)が用いられる。同期発電機には次の関係がある。周波数f,回転速度n(r・p・m),極数pとする。
周波数fと回転数nは常に同期であることからこのような発電機のことをいう。これに対して,非同期のものは例えば誘導発電機等がある。
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