(b)タップ穴にはいるボルトの有効ねじ部は0.8D以上であること。ただし,薄板にタップ立てした場合は有効ねじは2山(アルミ合金の場合は3山)以上とする。
(c)ボルト長さはナットの頭から1.5山以上つき出す長さとする。
(d)アルミニウム合金,合成樹脂などの材料はなるべく直接ねじを切るのを避けること。
(5)合成樹脂材料の加工
(a)合成樹脂材料は十分からしたものを使用する。
(b)フェノール樹脂材料は機械加工の作業が終ったら乾燥し,加工面に絶縁ワニス処理を行うこと。
(6)配線方法
(a)配線は適当な間隔で固定すること。
(b)配線は局部的な高温の発熱体から遠ざけること。
(c)配線は許容電流範囲内でたばねて縛るか,又は絶縁テープで巻くこと。
1・3 部品
1・3・1 ボルト,ナット及び小ねじ
(1)小ねじはなるべく,丸頭小ねじを使用しないこと。また,小ねじの先端で電線を締付ける場合は平先のものを使用すること。
(2)ボルト,ナットは等級並3以上のものを使用すること。
1・3・2 各部品
部品はできる限り日本工業規格のものを使用すること。
(1)電気計器
(a)階級の適用は次を参考とすること。