例 μm
(10)単位の整数乗倍の記号に指数がついたときは,その指数は単位記号及び接頭語の記号の全体に適用される。
例 1cm3=(102m)3=10-6m3
1μs1=(10-6s)-1=106s-1
(11)合成した接頭語は用いない。
例 m/μm 不可 nm 可
(12)例外として,質量の単位(kgには接頭語Kを含んでいる。)の10の整数乗倍の名称と記号は,グラム(g)に接頭語をつけて構成する。
例 10-6kg=10-3g=1mg 可, 1μkg 不可
(13)SI単位の10の整数乗倍は,数が実用的範囲に入るような,便利な大きさのものを選ぶ。原則として数が0.1と1000との間に入るように選ぶ。
例 1.2×101N 12kN
0.00391m 391mm
1401 Pa 1.401kPa
3.1×108s 31ns
(14)ある種の量については慣例として同一の整数乗倍を用いる。例えば,機械製図においては寸法はミリメートルを用いる。