(1)jの意義
以上述べたように,ベクトルは大きさと方向の二つの要素をもっているので,このjを導入したほうが,電気の理論を解くのに便利であることを1893年頃,アメリカのスタインメッツが発表し現在に至っている。 これは,図6・11のようにx-yの直交軸においてx軸方向を実数,y軸方向を虚数にとる。この虚数にはjを付ける。これによって複素数が完成し,前記のとおり,数学的にベクトルの表示ができる。
以上述べたように,ベクトルは大きさと方向の二つの要素をもっているので,このjを導入したほうが,電気の理論を解くのに便利であることを1893年頃,アメリカのスタインメッツが発表し現在に至っている。
これは,図6・11のようにx-yの直交軸においてx軸方向を実数,y軸方向を虚数にとる。この虚数にはjを付ける。これによって複素数が完成し,前記のとおり,数学的にベクトルの表示ができる。
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