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(b)防火貫通要領

(。)電線貫通金物

電線貫通金物は,そのケーブルに適合したものを使用し,ナットの締付けは,グランド廻し又はウオータプライヤ等で確実に行なうこと。また,グランド板の場合は,中央部より先に締付け作業を行なう。

電線貫通金物による貫通例を,右図に示す。

電線貫通金物の適合については,4.2.3(12)を参照のこと。

108-1.gif

(「)ケーブル貫通箱(コンパウンド充填)

防水コンパウンドが,ケーブル相互間に充分浸透するよう防水作業を行なうこと。

108-2.gif

(」)MCT

MCT・防水構造部に使用する場合は,作業方法に大きく左右されるので,下記事項に注意して作業を行なうこと。

(イ)MCTの前後は,ケーブルを直線状にしておく。

(ロ)ケーブルに適合したインサートブロックを使用する。

(ハ)がい装ケーブルを貫通させる場合,防水性を確実にするため,インサーブロック内面にシーラを塗布する。

(ニ)インサートブロックの外面に潤滑油を塗布し作業性を良くする。

(ホ)ケーブルが貫通しない余分なスペースは,穴なしの盲インサートブロックを使用する。

(へ)適当な間隔でステイブレードを使用し,インサートブロックを平らにする。

(ト)インサートブロックの前後面を平らとする。

 

 

 

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