(白熱電球式)に用いる可変抵抗器式光度加減器である。この外に半導体を使用した光度加減器もJISF 8851の付属書に掲げられている。
4・12・15 船用計器照明灯光度加減器
操だ室内で使用するだ角指示器,エンジンテレグラフの文字盤,指針等の照明に用いる電球,EL板などの光度加減に使用するものである。詳細はJISF 8852(船用計器照明灯光度加減器)を参照のこと。
注: EL板について
ELはエレクトロルミネセントランプの略称で,1946年アメリカでネサ膜をもったガラス電極が発明されてから今日のように盛んに使用されてきた。(ネサ膜とは,融点の高いガラス板を700〜800℃に加熱しておいて,これに塩化錫の水溶液を吹きつけて作った膜である。)EL板の構造は図59のとおりで,金属板電極とネサ膜との間に交流電圧をかければ,螢光体と誘電体とを混合した蛍光体層があり,これが発光する。